毎年開催されるホノルル・フェスティバルのマウイ御輿コンテンストは、マウイ島の高校生達を対象に行われています。
ボールドウィン高校 御輿デザインコンテストで優勝
(By YUKI LEI SUGIMURA, Japanese Cultural Society of Maui)
第12回ホノルル・フェスティバルで主催された「第3回マウイ御輿デザイン・コンテスト」には、カメハメハ高校マウイ キャンパス、ラハイナルナ高校、そして、ボールドウィン高校からの参加がありました。
ボールドウィン高校の日系学生達とタカコ・ディキンソン教師はいろいろな意味で優勝にふさわしいと考えられました。ディキンソン教師は御輿にまつわる文化風習を中心にして、ひとつのクラスのカリキュラムを組み、そこで生徒達が創り出した御輿デザインをコンテストに提出。この過程に約100人の生徒や教師達が参加しました。素晴らしい文化伝統の教育方法と言えるでしょう。 また、近隣のクラスルームで放火事件があったりした中でも申込締切りにちゃんと間に合わせるなど、彼らの努力は大いに認められるべきものがありました。
御輿とは装飾を施した持ち運べる山車で、パレードなどでは約40人の成人の肩に担がれます。この御輿デザイン・コンテストは地域社会の奉仕活動及び青少年への日本文化啓蒙を目的としてホノルル・フェスティバル財団が創り出した特別プログラムであり、マウイ島の全高校を対象としています。優勝高校の45人の生徒達と教師には往復航空券、ホテル、送迎車が提供され、2006年3月11日、12日に開催された第12回ホノルル・フェスティバルに参加。12日にワイキキで行われたグランドパレードでは、ホノルルにて製作された自らのデザインによる御輿を担ぎながら練り歩きました。
2006年の御輿コンテストに参加したカメハメハ高校、ラハイナルナ高校は、偶然にもそれぞれ2004年と2005年のコンテストの優勝校でした。