14th Annual Honolulu Festival (2008)

第14回ホノルル・フェスティバル (2008年)
開催場所:ワイキキ カラカウア通り

ホノルル・フェスティバル最終日となる3月16日(日)、全ての催しのフィナーレを飾るグランドパレードがワイキキのカラカウア通りで開催されました。

パレードのスタート地点となっているフォート・デ・ルーシー公園には参加団体の皆さんが大集合し、ワクワクとはやる気持ちと「ついに本番!」という緊張感が漂っていました。そして、カラカウア通りの沿道は、良い場所でパレードを見ようと、始まる前からたくさんの観客の方々で埋め尽されました。そして、パレードが始まると、観客の皆さんの笑顔と拍手で一斉に沿道が明るく湧き上がりました。

パレードの先頭を飾ったのはアメリカ海軍のマーチングバンド。アメリカ国旗と海軍の旗がやって来ると、沿道に座っていた人の中には、すくっと立ち上がり、帽子をとって迎える人も見かけました。さすが愛国心の強いアメリカです。

そして、次にやって来たのは、ホノルル市長のムフィ・ハネマン氏。オープンカーに誰も乗っていないと思ったら、歩いての登場。その親しみ易さが人気の秘密かもしれません。沿道からは「ムフィー!」と声が掛かっていました。

parade26更に、桜の女王、水仙の女王、ホノルル姉妹都市広島の親善訪問団と続き、2008年冬にオリンピックを控えた北京オリンピックのマスコット達も登場しました。北京ということで、初参加となる地元の 4つのライオンダンス(中国獅子舞)グループと所狭しと掛け回る長い長い龍が応援に駆け付けました。ライオンダンスのライオンは、中に入っている人が次々に入れ代わり、大人の入った激しい動きをするライオンが急に小さな子供の入ったヒョコヒョコと歩くライオンに変わるなど、楽しい演出がされ、会場をわかせていました。

また、1951年に設立されたハワイ沖縄連合会の皆さんの大人数でのエイサーは、年々その迫力が増しているかのように感じられました。オアフ島のカポレイ高校のマーチングバンドには、地元とあって更に大きな拍手が送られました。

そして、今年も日本からのたくさんのフラ・グループの皆さんが参加してくださいました。大分のハノハノフラ の皆さんは、ボランティア活動にも力を入れていらっしゃるグループで、今回のホノルル滞在中にクアキニ・老人ホームへも訪れたということでした。

地元の年配の方は、元気でエネルギッシュな園田学園や東京実業高等学校のダンス姿に感動し、思わず抱きしめてしまう姿も。他国から来た名前も顔も知らない子供達であるにも関わらず、目の前で一生懸命にパフォーマンスを見せるその姿に、我が孫を見るかのように感激してしまうのでしょう。

パレードの先頭を歩くムフィ・ハネマン市長

パレードの先頭を歩くムフィ・ハネマン市長

毎年日系ハワイアンの中から選ばれる第55回桜の女王

毎年日系ハワイアンの中から選ばれる第55回桜の女王

北京オリンピックのマスコット達 五福娃(フーワー)

北京オリンピックのマスコット達 五福娃(フーワー)

ホノルル姉妹都市広島からの親善訪問団

ホノルル姉妹都市広島からの親善訪問団

カリフォルニアのトビー ジョーンズ高校 カラーガードとマーチングバンドが参加!

カリフォルニアのトビー ジョーンズ高校 カラーガードとマーチングバンドが参加!

大人から子供へと入れ替わっていくのがユニークなライオンダンス。

大人から子供へと入れ替わっていくのがユニークなライオンダンス。

オアフ島カポレイ高校のマーチングバンド 地元の人々の暖かい拍手に迎えられました

オアフ島カポレイ高校のマーチングバンド 地元の人々の暖かい拍手に迎えられました

大分からのハノハノフラの皆さん 素敵な笑顔をおありがとうございました!

大分からのハノハノフラの皆さん 素敵な笑顔をおありがとうございました!

東京実業高等学校Phoenix Regiment 全身使ったパワー全快のパフォーマンス

東京実業高等学校Phoenix Regiment 全身使ったパワー全快のパフォーマンス

大阪からの泉州ソーリャ踊り子隊の皆さん 鳴子を元気にカチカチと鳴らしてのパレード

大阪からの泉州ソーリャ踊り子隊の皆さん 鳴子を元気にカチカチと鳴らしてのパレード

京都から立命館大学 dig up treasure ここでもクールなパフォーマンスを披露。

京都から立命館大学 dig up treasure ここでもクールなパフォーマンスを披露。

東京の日本3B体操協会の皆さん 大人数にも関わらず揃った動きに感動。

東京の日本3B体操協会の皆さん 大人数にも関わらず揃った動きに感動。

沿道に集まる大勢の観客の皆さん そこには笑顔がたくさんありました。

沿道に集まる大勢の観客の皆さん そこには笑顔がたくさんありました。

富山から参加の高岡龍谷高等高校 元気いっぱいの高校生たち

富山から参加の高岡龍谷高等高校 元気いっぱいの高校生たち

パナダマン・ダンス・グループによるフィリピンの本場伝統民族ダンス

パナダマン・ダンス・グループによるフィリピンの本場伝統民族ダンス

福岡から善導寺太鼓の会 山響太鼓 力いっぱい若さがはじける太鼓演奏を披露

福岡から善導寺太鼓の会 山響太鼓 力いっぱい若さがはじける太鼓演奏を披露

赤い半被と掛け声で会場をより明るく!三重の鳥羽市観光協会の皆さん

赤い半被と掛け声で会場をより明るく!三重の鳥羽市観光協会の皆さん

巨大な龍のバルーンがワイキキに出現。埼玉竜神まつり会の皆さん

巨大な龍のバルーンがワイキキに出現。埼玉竜神まつり会の皆さん

参加2年目の徳島県の殿様連の皆さん このリズムは万国共通で踊りたくなります。

参加2年目の徳島県の殿様連の皆さん このリズムは万国共通で踊りたくなります。

そして、御輿の「わっしょい!わっしょい!」というかけ声が聞こえてくると、いよいよパレードのクライマックスです。祭りのかけ声と共に参加者も観客の皆さんもヒートアップ。

parade30観客の皆さんは、かけ声と共に持ち上がる御輿の踊るような様子や御輿が倒れそうになるハプニングさえも楽しんでいました。
パレードには、神奈川県湯本粋興会の方をはじめ大人が担ぐ「稲穂大人御輿」と子供が担ぐ「稲穂子供御輿」、ハワイらしくパイナップルの形をした「パイナップル御輿」、そして、大きな相撲力士の姿のヒルトン・ハワイアン・ビレッジ「相撲御輿」など様々な御輿が参加しました。また、ホノルル・フェスティバルの一つのイベントでもある「マウイ御輿デザインコンテスト」で優勝したマウイ島のカメハメハ高校の皆さんも、優勝したデザインの御輿を担いで参加しました。

そして、パレードの最後の最後は、遠くからでもその迫力が伝わってくるホノルル大蛇山の火を吹く大蛇。半鐘の音と共に暗闇の中を進んでくるその巨大な姿は、初めて見る人を驚かせました。

パレードの終点となるカピオラニ公園では、自分たちの出番を無事に終えて、ほっとした様子の皆さん。
中には、精一杯演技ができた満足感とそれに答えてくれた観客の皆さんからの声援に感動し、感極まって泣いている人もいました。

パレードの途中、ほんの一時、雨がぱらつきましたが、すぐに止み、雨上がりの透き通った空気の中でパレードは終了したのでした。

青森のお祭と言えば弘前のねぷた 南国ハワイで見られるなんて夢のよう

青森のお祭と言えば弘前のねぷた 南国ハワイで見られるなんて夢のよう

毎年恒例のユニークなパイナップル御輿 ヘタが落ちそうになるハプニングも。

毎年恒例のユニークなパイナップル御輿 ヘタが落ちそうになるハプニングも。

神奈川の湯本粋興会が参加した大人御輿 掛け声が一際大きく響きます

神奈川の湯本粋興会が参加した大人御輿 掛け声が一際大きく響きます

マウイ島からマウイ御輿を担ぐためにやって来たカメハメハ高校の皆さん

マウイ島からマウイ御輿を担ぐためにやって来たカメハメハ高校の皆さん

ヒルトンの相撲御輿 大きな相撲力士と行事は見応えありです。

ヒルトンの相撲御輿 大きな相撲力士と行事は見応えありです。

御輿を担ぎ終わった後のさわやかな笑顔。満足感に満ちた気持ちが伝わってきます。

御輿を担ぎ終わった後のさわやかな笑顔。満足感に満ちた気持ちが伝わってきます。

ボランティアの皆さんもホノルル大蛇山を引いて進行を手伝います。

ボランティアの皆さんもホノルル大蛇山を引いて進行を手伝います。

火を吹き、生きているような大蛇山をあやつる姿に見入ってしまいます。

火を吹き、生きているような大蛇山をあやつる姿に見入ってしまいます。

大蛇山の山車の上で高らかに鳴らされる半鐘の音

大蛇山の山車の上で高らかに鳴らされる半鐘の音