2009年3月14日(土)、15日(日)と2日間に渡って行われたクラフトフェアでは、ハワイや日本からの多くの種類の伝統工芸品や販売のブースが並びました。来場者の方々はゆっくりと各ブースを見ながら、気に入ったところで足を止めていました。
中でも人気があったのが、日本スポーツ吹矢協会の吹矢体験コーナー。ハワイ総支部の支部長の齋藤譲一さんによると、吹矢は今、日本のサラリーマンの間でも人気が高く、健康にも非常に良いとのことでした。ハワイ支部のメンバーには比較的年配の方が多いようですが、このコーナーでは子供から若者、大人まで幅広い年齢層の人が気軽に参加 していました。10本中5本的に当てたカナダ出身のロバート・バンクスさんは「とても面白かった!もう一度挑戦したい。」と吹矢をとても気に入った様子でした。
また、日本から参加されたグループのちぎり絵、絵手紙、お習字、ぞうり作り、手まり、カルタ、折り紙などの日本らしいものが体験できるブースでは、用意された椅子が常に埋まるほどの人気ぶりで、みんな真剣そのもの。あっという間に時間が経ってしまうようで、このままずっとやっていたいという様子がうかかえました。
ハワイならではのものとしては、やはりハワイアンキルトのコーナー。ハワイでハワイアンキルトを習っている生徒さん達の作品がずらりと展示されました。展示されていたのはどれもサイズの大きなものばかり。
「ハワイアンキルトには作った人の気持ちが表されているんだよ。」と語るハワイアンキルトデザイナーのジョン・セラオ先生。桜模様のキルトを見て「これを作ったのはハワイに住んでいる日本人。このキルトには彼女が日本を恋しく思う気持ちが込められているんだよ。」と話してくれました。
出展者それぞれが誇りに思っている文化や商品をハワイや日本、世界から訪れた人たちに紹介し、共に分かち合い、知ってもらう場となっているのがホノルル・フェスティバルのクラフトフェアなのです。