第15回ホノルル・フェスティバル (2009年)
3月15日(日)、今年もホノルル・フェスティバルを締めくくるグランドパレードが、100組以上ものグループの参加でワイキキのカラカウア通りにて盛大に行われました。
パレードの開始前には参加者の皆さんがフォート・デ・ルーシー公園に集まり、準備や最後の練習をしながら出番を待っています。
参加団体の中には小さなお子さんも多く、親御さん達といっしょに写真を撮る姿や他グループと交流する微笑ましい姿など、ほのぼのとした光景があちらこちらで見られました。
そして沿道には、昨年を上回る多くの観客の方々が幾重にも取り囲み、パレードが始まるのを今か今かと心待ちにしている様子でした。
パレード開始直前、突然の雨に見舞われましたが、その雨もすぐに上がり、空には美しい虹がかかり、まるでこれから始まるパレードの始まりを七色のアーチで祝ってくれているかのようでした。
そして、いよいよパレードのスタートです!白バイ隊に先導されながら、ロイヤルハワイアン・バンドの華やかな演奏を皮切りに、艶やかなミス・ハワイ フィリピーナ、ミス・コリア、伝統的で厳かなフラ、可愛い小さなバトントワラーチーム、エネルギッシュなチアリー ダー、底抜けに明るい高校生チーム、ワイルドで力強いオーストラリア原住民パフォーマンス、活況を呈する中国のドラゴンダンス、ノリノリのヒップホップ系パフォーマンス、更に環太平洋の国々のパフォーマンスなどが続き、沿道を埋め尽くした人々からの止むことのない拍手と歓声が上り、 大変な盛り上がりとなりました。
フェスティバルでは恒例の地元ファンも多い「須加連」、大学生によるよさこい「チーム法政」、見事な太鼓演奏の「小倉祇園太鼓」など日本からもたくさんの団体が参加して下さいました。
中でも、今年初めての参加となった日本体育大学応援団チアリーダー部VORTEXのダイナミックに宙を舞うアクロバティカルな迫力満点の演技は会場を湧かせ、同じく初参加だった「大田楽」の皆さんと共に「天守物語」を演じた松坂慶子さんもパレードに姿を見せました。
そして、パレードの最後を飾るのはホノルル大蛇山。総重量2トンを超える巨大な山車の大蛇が火を吹き、半鐘を高らかに鳴らしながらやって来るその姿に観客の方々から盛大な歓声が湧き起こり、パレードも最高潮に達しました。そして大蛇山の火が消えると共にパレードも終焉をむかえるのでした。
パレード開始前。今か今かと待つ観客の皆さん。カラカウア通りは大勢の観客で埋め尽くされていました。
今年はちびっ子のライオンダンスもたくさん登場。沿道の至るところで大人気。
笑顔いっぱいでフラを踊るユタカ・フラ・ハラウの皆さん。フラの本場ハワイで踊るフラはいかがですか?
オープンカーから手を振る桜の女王たち。ミスたちの笑顔の美しさに観客もうっとり。
扇子の裏と表を上手に使ってすずめ踊りを披露する宮城大学娘すずめ。の皆さん。カラフルな衣装と扇子が美しい。
ペンシルバニア州から参加のハンプフィールド・スパルタンバンドの皆さん。旗を振るカラーガードとブラスバンドのそろった行進。
一生懸命練習してきたダンスを披露する園田学園の高校生。カラカウア通りをスカイブルーに染めました。
黄色の衣装が鮮やかなおばまガールズ&ボーイズの皆さん。踊ることの喜びが観る人の心に伝わってきます。
フィリピンから参加のモンテ・ソーリ・デ・カガヤンの子供達。ハイレベルなパレードでも大人気。
鳥羽観光協会の方々に混じってハワイ在住のボランティアさんも。楽しくて今年も参加したとのことでした。
日本一を誇る日本体育大学チアリーダー部VORTEX。3段になるリフティングの演技に観客の歓声もひと際。
松坂慶子さんも応援に駆けつけた大田楽の皆さんのパフォーマンス。市民ボランティアも忘れられない思い出に。
フェスティバルのテーマを御輿にデザインしたマウイ島の高校生達、自らその御輿を担いでパレードに参加。
パフォーマンスエリアではめいいっぱい太鼓を披露する小倉祇園太鼓保存振興会の皆さん。
美しく揃った阿波踊りを披露する殿様連の皆さん。チャランカチャカという音に見ているほうも踊りたくなります。
見ていた子供も踊らずにはいられなくなった様子。大きくなったら殿様連の一員に入っているかもしれません。
おりがみで大蛇山を折る吉沢さんはボランティアさんから人気?!日本の折り紙の素晴らしさがハワイに伝わったことでしょう。
パレードのとりを飾ったのはやはり火を噴く大蛇山。大蛇山の迫力に観る人の心は湧き立ちます。
パレード中に観客の方と記念写真。元気一杯のパフォーマンスは国を越えて 伝わるものが!
第15回ホノルル・フェスティバルのために描かれた弘前ねぷたの山車。日が暮れる頃、ひと際輝いていました。
今年初登場のちびっ子大蛇山。ホノルル大蛇山に見守られながらカラカウア通りを練り歩きました。