ハワイ・コンベンション・センター(HCC・お祭り広場ステージ)
ホノルル・フェスティバルで最も大きなステージとなるハワイ・コンベンションセンターのお祭り広場のステージでは、ローカル人気ミュージシャン マノアDNAのハワイアンミュージックやフラのようなハワイらしいものから、お琴や太鼓など日本的なものまで、異なる文化のパフォーマンスが見られました。
今年のハイライトのひとつにもなっている狂言師 野村万蔵さんと女優 松坂慶子さん出演の「大田楽・天守物語」や秋葉アイドルのモモーイこと桃井はるこさんのライブもこのステージで行われました。
ホノルル・フェスティバルに初回から今までの15回連続参加してくださっている四国高知県の須賀連のステージをいっぱいに使った力強く迫力のあるIZANAI踊りが始まると、「何が始まったんだろう?」と、会場中から来場者の皆さんがステージへとぞくぞくと集まり、立ち見の方が出るほど大変な観客数となりました。今年の演目は、昨年のミステリアスな雰囲気で始まるものとは変わって、日本のお祭りを感じさせるもの。 カナダ出身のDonnaさんは「エネルギーを感じるすばらしいダンスだった!」と感激しているようでした。
須賀連の代表 國友さんは、須賀連のステージを毎年楽しみにしてくれている人たちの期待に応えるためにホノルル・フェスティバルに毎年参加していると話してくれました。
日本人留学生の野口由布子さんは、「このフェスティバルを通して日本文化に触れられることが多かったのが印象的。日本が懐かしくなりました。」と話していました。
ハワイ・コンベンション・センター(HCCふれあいステージ)
第15回ホノルル・フェスティバルの参加出演グループが昨年より増えたことで、ハワイ・コンベンション・センター内に設けられたもうひとつのステージ。コンベンションセンターの外からも見えるガラス張りの天井の高い明るいスペースに作られました。
このステージの特徴は、日本、ハワイ、アラスカ、ベトナム、韓国、フィリピンなどの環太平洋にあるその国ならではのパフォーマンスが行われたこと。 太平洋の真ん中に位置するハワイでこれまで築き上げてきた交流文化活動を将来に向けてより大きく発展させようとの思いが込められたフェスティバルのテーマ「異文化をはぐくむアロハの心を未来へ」を象徴する場となりました。
また、「ふれあい広場」の名前の通り、14日(土)の朝には、ハワイのバトンチーム「ダンス・ジャンクション・ハワイ」のステージを大阪茨木市から参加のバトンチーム「IBARAKI CITY ダンスドリルチーム WORLD WINGS」が観戦し、その後、一緒に写真を撮ったり、手作りのプレゼントを渡すなどして親睦を深めていました。
アラモアナ・センター
朝からぐずついた天気にもかかわらず、アラモアナのステージにはたくさんのお客さんが足を運んでくださいました。 ステージでの最初のプログラムは、日本から参加のフラチーム、レイラニ・フラスタジオの皆さんによる華麗なフラ。息の合った一つ一つの動きが見事で、色とりどりの衣装が曇った空を一気に明るくしました。
少しずつ天気が回復するにつれ、さらにたくさんの方がステージに足を止め、みるみるうちにステージは大盛り上がりとなりました。 はるばる、チェコスロバキアから旅行に来たというアルバーインさんは、色々な国のパフォーマンスをこのように一同に見ることができて、とても素晴らしい機会に恵まれたとおっしゃっていました。
また、コネチカット出身で、2週間ハワイに来ていたフック・ウィンさん(23) とミア・ウィンさん(29) 姉妹はバスの中で広告を見てホノルル・フェスティバルを知り、パフォーマンスを見に来たとのこと。「朝はハワイ・コンベンション・センターに行ってきました。日本のちぎり絵や古いTシャツでサンダルを作っていたのが印象的でした。それに、お好み焼きを初めて食べました。おいしかったです。他のステージも見てみようと思って、アラモアナに来ました。明日は母と一緒にパレードを見に行く予定です。沢山見るものがあって、とても楽しんでます!」と一番前でステージを楽しんでいらっしゃいました。
参加出演者のオバマガールズメンバーの高橋清美さんは「フェスティバルに向けて日々練習を重ね、演技中は緊張することもなく、とても楽しく踊ることができました。」と満面の笑顔で話してくれました。