鳥羽市観光協会
専務理事・小見山健司さんインタビュー
ホノルル・フェスティバルのリピーター、フェスティバルに参加して6度目の鳥羽観光協会の皆さんは、2009年の第15回ホノルル・フェスティバルにも参加されました。今回は、その鳥羽市観光協会の専務理事を務める小見山健司さんにインタビューをさせて頂きました。
ホノルル・フェスティバルに参加されたいきさつを教えてください。
鳥羽市に旅行会社の協会連盟というのがあり、そこでホノルル・フェスティバルを初めて知りました。今年で6度目ですが、ホノルル・フェスティバルは年々評判もよくなっているし、参加した人々も、もう一度また来たいと言われるので、ずっと参加しています。
私自身が元々旅行会社で働いていたので、昔からよくハワイには来ていました。ホノルル・フェスティバルでは結構忙しいですが、ハワイはやっぱり、さわやかで空気がおいしいし、のんびりできるので、そこがいいところだと思います。
6度目のホノルル・フェスティバルですがフェスティバルで印象に残っていることはありますか ?
印象に残っているというか、全員が30名の編隊を組んでパレードをするので、皆汗びっしょりになって鳥羽のために踊ってくれるということに毎年感激しています。また、鳥羽市民の方に来てもらっているので、 とてもありがたいという気持ちです。 第15回ホノルル・フェスティバルでは日本から30名、ホノルルの現地の人が15名参加しました。
ホノルルでのボランティアはどのように集めているのですか?
私が元々旅行会社で働いていて、ハワイに知り合いがいるので、その友達に、ボランティアとして踊ってくれる人を集めてもらっています。今年は去年ボランティアで参加してくださった人が、パレードに出ます。ハワイに住む日本人の方がほとんどですが、去年はハワイのからアメリカ人や他国からの方もいました。難しい踊りではないので、皆さん、1回2回の練習で踊れるようになりますよ。 鳥羽の半被も日本から持ってきて、ボランティアの方に着て貰います。
「鳥羽物語」の歌について教えてください。
この「鳥羽物語」という踊りは、市全体で踊れる踊りが欲しいというところから、鳥羽市民が集まって、作詞、作曲も市民団体でつくりました。この歌は実は戦国時代に戦う夫を待つ妻の気持ちをたくした歌詞なのです。鳥羽では7月に行われる鳥羽みなとまつりで市民みんなで盛大に「鳥羽物語」を踊ります。鳥羽市ではどのような国際活動を行っているのですか?
鳥羽市は国際観光文化都市となっています。 アメリカのサンタバーバラと鳥羽市は友好姉妹都市なのです。 毎年、サンタバーバラのアメリカ人が日本に来たり、私たちが行ったりしています。 そこでは、「鳥羽物語」を踊ったり、水軍太鼓を叩く等の国際交流をして、 鳥羽の伝統を伝えております。ハワイはサンタバーバラと違い、日本文化が結構入っていますので、あまり文化の壁を感じることなく、伝えられる感じがしますね。 また、中国や韓国へ行って、「鳥羽物語」を披露することもあります。
[ 鳥羽市での国際交流の様子 ]
ホノルル・フェスティバルではどのような形で交流やPR活動を行っていますか?
パレードに地元の方と一緒に参加して、「鳥羽物語」という踊りを踊ったり、海女さんの格好をして真珠を配ります。海女さんというのは海の中にもぐってあわびや伊勢いいエビを取る女の人ことを言います。客の皆さんの反応もいいですよ。ハワイは日本人が多いですし、日本の文化を分かってくれているところがあると思います。サンタバーバラにもよく行くので、アメリカ内でも文化の違いがわかりますね。
また、 去年はハワイのラジオ(日本語放送)101FMでDJの富田いっこさんのラジオ番組に出させて頂いて、鳥羽をアピールしてきました。その時の写真を持ってきたので、ぜひまた富田いっこさんに会って、写真を渡したいと思っています。
ホノルルで町おこしをすることについて思うことはありますか?
観光協会サイドから思うことは、ホノルルは町づくりをするためにはとてもいい場所だと思います。ハワイはとてもソフトというか、おもてなしというか、自然にずっと観光客を受け入れる体制があるので、いいと思います。観光都市として、われわれもハワイの観光から学ぶことがあります。現在、鳥羽には年間約500万人の観光客、宿泊される方が約210万人います。海外からは約9万人の観光客がきています。ハワイに来ると最低4泊するけど、鳥羽だと1泊がほとんどです。鳥羽でもハワイのようにリピート率を高めて、拡大をしていきたいなと思います。
鳥羽市のいいところを教えてください。
鳥羽市は港町なんです。真珠が名産物として有名です。1893年に御木本幸吉が世界で始めて真珠の養殖に成功し、ミキモト真珠島があります。そこには真珠博物館や、海女さんによる実演を見ることができます。
また、鳥羽は年間を通じていいですが、私は特に春の桜の時期がいいと思いますね。夏はマリンレジャーもあります。食も年中季節に応じて、伊勢エビ、アワビなど海の幸が豊富にあります。
それから毎年、7月の第4週目にみなと祭りが開催されます。そこでは花火があがり、地元の人は鳥羽物語を踊るなどして、盛り上がります。
【Toba-City Tourist Association】
鳥羽市観光協会とハワイの地元ボランティアの皆さん
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