ホノルル・フェスティバル2日目。朝からすっきりと晴れ、気持ちの良い一日の始まりとなりました。
この日は、一般の方にも開放され、ハワイコンベンションセンター、アラモアナセンター、ワイキキのワイキキビーチウォークとワイキキショッピングプラザと4つの会場で賑やかに始まりました。
各会場では、日本、ハワイ、そして環太平洋の国から参加したグループのパフォーマンスが次々と繰り広げられ、どの会場も無料ということもあって、たくさんの皆さんが見に来てくださいました。
オープニングはいつもたくさんの人、人、人
朝10時、ハワイコンベンションセンターへの入場の際に、毎年、先着でプレゼントされるその年の干支の置物は今年も大人気。ひとり1つのところ、「お友達のためにもう一つもらえないかしら?」、「主人にもあげたいの」と、交渉する姿がそこかしこに見られました。
そして、ハワイコンベンションセンターの会場に来たら忘れてはならないのが抽選会への応募です。今年もハワイ島(ビッグアイランド)の高級リゾートホテル「フェアモント オーキッド」の2泊宿泊券が当たるとあって、テーブルを譲り合いながら所狭しとたくさんの人が応募用紙に記入する光景が見られました。
そうしている間にも、ハワイコンベンションセンターの大ステージでは、三味線や大正琴の演奏が始まり、観客席に人々が集まりはじめました。
中でも太鼓と使ったパフォーマンスは会場中に太鼓の音が鳴り響くということもあり、多くの人を集め、和歌山県から参加のシャルレ モリモトファミリーズの大人数でのエイサー太鼓の迫力ある演技にも吸い寄せられるように人々が集まり、見る見るうちに人だかりができました。
ハワイのミュージシャンの代表として登場したのはタイマネガードナー。途中、マイクのトラブルで演奏が中断されるハプニングがあり、ちょっとたどたどしい日本語で「す・み・ま・せーん」と言うと、会場から拍手と歓声があがり、その後のステージは更に盛り上がりを見せたのでした。
大人も子供も関係なく誰もが楽しめるフェスティバル
そのステージの向かいには、ハワイアンキルトや日本工芸、ハワイ産の商品、クラフトなどの各種展示・販売ブースやフラワーアレンジメントや絵手紙作りのような体験コーナーのブースが大きな会場の半分ほどを占めてずらりと並びました。
その中の一画にアニメコーナーもあり、ゲームやメイドカフェと言った若い世代の人達が集まるひと際暑いスポットがありました。メイドカフェは今年もハワイ大学の学生さんが中心となって行い、待つ人が出るほど盛況でした。
そして、楽しみにしている人も多い、縁日コーナーには、金魚すくい、ヨーヨー釣り、射的、わたあめと日本のお祭りの夜店を体験できるものが勢ぞろい。ファミリーで訪れる人が多く、金魚すくいのコーナーでは、子供がポイで金魚を追いかけているところに、お父さん、お母さんが救いの手を伸ばし、いつのまにか大人が金魚すくいを楽しみ、その横で子供が見る・・・といった光景が多く見られました。こうやって、大人と子供が一緒に楽しめる縁日は日本が誇れる良い文化の一つではないかと実感しました。
今年のハワイコンベンションセンターの会場は、これまでに比べて朝の早い時間からたくさんの人が訪れていた印象があり、一日中賑やかなまさにお祭り色の濃い会場となりました。
ショッピングを楽しむ人も思わず立ち止まらせてしまうアラモアナのステージ
そして、ハワイコンベンションセンターに程近いアラモアナ・センターのセンターステージでは、ショッピングを楽しむ旅行客の方々や地元の皆さんがステージの音と歓声に足を止め、今年も大いに盛り上げてくれました。
アラモアナセンターのステージでは、他の会場よりフラのパフォーマンスが多く見られ、日本各地から参加したフラ・グループの皆さんの誰もがステージに立っていることを心から楽しんでいるように見えました。そして、その活き活きとした表情とこの上ない笑顔は見る人を幸せな気持ちにしてくれました。
吹き抜けの空から注ぐ明るい日差しに照らされて、色鮮やかな衣装がゆれるその様は観客の目を大いに楽しませてくれました。
東京都から参加のアネラ・フラ・スタジオの皆さんは、今回が初めてということもあり、この日のために一生懸命みんなで練習してきたとのことで、ステージ終了後のホッとした表情がとても印象的でした。ホノルル・フェスティバルは、コンペティション(大会)のように競うものではなく、文化交流の機会が持てるというところに惹かれて参加したとのことでした。
[ その他開催イベント ]
場所:ハワイ・コンベンションセンター 3階
● 映画「フラガール」 「おくりびと」上映
● ハワイ コーラス フェスティバル *リンク先は他サイト(英語)になります。
● ハワイ チア&ダンスフェスティバル *リンク先は他サイト(英語)になります。