第17回ホノルル・フェスティバルは、2011年3月11日(金)から13日(日)の3日間、開催されました。
そして、初日となる3月11日(金) 朝9時より、ハワイコンベンションセンターにて地元オアフ島の学校を対象とした教育プログラム(エデュケーショナル・スクール・ツアー)が行われました。
今年は、昨年よりも多い1000人近くの生徒さん達が来る予定でしたが、開催の前日、日本で東北地方を中心とする大きな地震があり、その地震の影響でハワイにも津波警報が出され、当日早朝の時点で警報が解除されなかったことから、多くの学校が来れなくなってしまいました。
しかしながら、朝7時半に警報が解除され、いくつかの学校は予定通り、教育プログラム(エデュケーショナル・スクール・ツアー)に参加することになりました。
今回のプログラムで、生徒の皆さんは、日本のカルチャー体験として、日本の高知県のグループ「須賀連」の皆さんからよさこい踊りを習い、東京の太鼓グループ「風だまり」と「太鼓小僧」の皆さんと一緒に和太鼓を叩くという体験をしました。そして、日本の祭りを紹介するものとして展示された、祭り神輿や元は福岡県大牟田市の「大蛇山まつり」で使われていた大蛇の山車の大きな頭を実際に間近で見てもらいました。(大蛇山まつりで使われていた大蛇の頭は、今はホノルル大蛇山で使われています。)
また、いつもは京都で外国からの観光客の方を相手に有名な神社やお寺を案内する活動をしている京都外国語大学のフリーガイドクラブの皆さんが参加し、ハワイの学生の皆さんに金閣寺や清水寺などを紹介したり、日本の神社には欠かせないおみくじを用意し、引いてもらい、それらの意味を説明するといったことをしながら、学生同士の交流を深めていました。
その他にも、スクールツアーに参加した生徒の皆さんには、台湾の踊りやオーストラリアのアボリジニの踊りを見学してもらったり、折り紙やはち巻き作りに挑戦してもらいました。自分で作った作品は、もちろん記念として持ち帰っていただきました。
今回、教育プログラム(エデュケーショナル・スクール・ツアー)に参加できた生徒の皆さんの数は、少なくなってしまいましたが、生徒の皆さんが目を輝かせながら楽しそうに踊ったり、太鼓を叩いたりしている姿はいつもと同じでした。