2011年3月12日(土)、朝からたくさんの人が訪れ、賑わいを見せたハワイコンベンションセンターの会場が夕方5時に一旦閉まり、しばらく経った午後7時、「親善の夕べ」開催のために再びドアが開きます。昼間の雰囲気とは少し違って、ドレスアップした人の姿が多く見られ、ちょっとしたパーティー会場のようになります。
「親善の夕べ」は、ハワイや日本、環太平洋の地域からホノルル・フェスティバルへ参加している皆さんと地元の人々が集まり、国際親善と友好関係を深めることを目的として行われています。
また、オアフ島の中でもグルメレストランとして知られている有名レストランが参加し、それらのレストランの料理を全て味わえるという食にこだわりのある人にもうれしいイベントです。
今回、参加したハワイを代表するレストランは、「ロイズ・ハワイ」、「3660 オン・ザ・ライズ」、「マリポサ」、「ルース・クリス・ステーキハウス」、「BLTステーキ」、「食堂レストラン」、「ノブ・ワイキキ」、「チーズケーキファクトリー」、「パティセリー・ラ・パルメドール」、そして、新しく開店したばかりの料理の鉄人のレストラン「モリモト ワイキキ」の10店。それぞれのレストランが自慢の一品をこの日のために用意してくれました。
食堂レストランのブースでは、寿司職人がカリフォルニア・ロールをその場で巻いて見せるというデモンストレーションが行われ、次々と巻き寿司を作り出すその見事な手さばきにたくさんの人が集まりました。カリフォルニア・ロールというアメリカの巻き寿司を出すことで、日本の人にアメリカのグルメを紹介したかったということでした。
そして今回、何と言っても注目を集めたのが、ワイキキに今年オープンしたばかりの鉄人モリモトがプロデュースした「モリモト ワイキキ」です。日本のみならずアメリカ版 『料理の鉄人』に出演していることもあって、誰もが知る森本シェフ。そのシェフのお店の料理を味わってみたいと、たくさんの人が足を運びました。
美味しい料理と美味しいお酒をいただき、お腹がいっぱいになった頃、ステージが始まります。
ホノルル市長 ピーター・カーライル氏をはじめとする来賓の方のスピーチ、ホノルル・フェスティバル参加回数の多いグループへの表彰式、そして、パフォーマンス・ステージへと続きます。
今年のビッグゲストは、ハワイのグラミー賞と言われているナホク ハノハノアワードで受賞したこともある実力派ミュージシャンのホク・ズッターマイスター。ハワイの心地いい風を思い起こさせてくれるようなハワイアンミュージックをしっとりと歌い上げました。 フラでお馴染みの曲が流れると、日本からのフラグループの皆さんがフラを踊り、花を添えました。
そして、昨年に引き続き、ウクレレプレーヤーの平井大さんが出演。地元オアフ島のニウ・バレー・ミドルスクール・コンサート・バンドの子供達と一緒にホノルル・フェスティバルのイメージソング 「ONE LOVE ~Pacific Harmony~」を歌い、その後にはノリの良い曲で会場を盛り上げてくれました。
ホノルル・フェスティバルの「親善の夕べ」のステージでなくてはならないのは、須賀連の皆さんのパフォーマンスです。須賀連の皆さんは、第1回から今年の第17回までずっとホノルル・フェスティバルに参加していて、毎年、ステージを楽しみにしている人がいるほどの人気グループです。
そして、第17回ホノルル・フェスティバルの「親善の夕べ」の最後を飾ったのは、 琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会の皆さんです。沖縄の陽気な音楽とリズムに合わせて、会場がみるみるうちに盛り上がり、みんな一緒になって踊り、2日目のホノルル・フェスティバルの夜は終わったのでした。