2011年の第17回ホノルル・フェスティバルでは、昨年に続き、地元の学校 カピオラニ・コミュニティー・カレッジとのコラボレーションプロジェクトを行いました。そのプロジェクトの名前は、『Share Your Voice (シェア・ユア・ボイス)プロジェクト』。生徒の皆さんがホノルル・フェスティバルを実際に体験し、感じたことやフェスティバルの魅力をホノルル・フェスティバルの会場からライブストリーミングをしながら世界に伝えるというプロジェクトです。今年は、38名の生徒の皆さんがこのプロジェクトに参加しました。
昨年は1ケ所からの配信でしたが、今年は2ケ所からライブストリーミング配信を行いました。また、ライブストリーミング中継をすると同時に、facebookとtwitterを使って、日本語、英語、韓国語で、会場の様子を紹介したり、ライブストリーミングの視聴者の方とコミュニケーションをとったりもしました。
英語と日本語で世界中のより多くの人に配信
昨年同様、3月12日(土)、13日(日)の2日間、ハワイコンベンションセンターには、ストリーミングのメインステーションが置かれ、ストリーミング用のコンピューターや音声ミキサー、カメラ、twitter用のコンピューターなどの器材が並べられました。そして、生徒たち自らが、司会、インタビュアー、カメラマン、画面切り替え、音声などを担当し、ひとつの番組を作っていくことをイメージしながら進めていきました。
映像の配信は、世界中のより多くの人に見てもらえるように、日本語と英語で行われ、ステージの様子を流したり、参加グループの方や観客の方へのインタビューなども入れ込みながら行われました。
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本番前のちょっと緊張した雰囲気。
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自分の担当する役割をそれぞれがしっかり果たしました。
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司会もカメラもみな生徒の皆さんがやります。
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twitter、facebookチームも頑張ってます。
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ホノルル・フェスティバルの魅力を見つけて伝える
また、会場内をまわって取材・インタビューをするインタビュアーとカメラマンの小さな取材チームも作りました。実際に会場を見てまわり、彼らの目でホノルル・フェスティバルの面白さや魅力を見つけて伝えてもらうためです。
プロジェクトに参加した生徒の中には、初めてホノルル・フェスティバルに来たという生徒もいました。そういう彼らがフェスティバルの良い所を見つけ、それらを伝えるために、どうするか、どう表現するかを生徒達が考え、工夫することが、彼らにとって良い経験にもなり、また、彼らが見つけてくれたフェスティバルの本当の魅力であるはずです。
ホノルル・フェスティバルは、環太平洋の国々の文化を紹介していて、もちろんその中に日本も含まれます。生徒達の中には日本からの留学生もいましたが、アメリカ育ちの生徒も多く、その生徒達は、習字や縁日コーナーのような日本の文化を紹介しているものに興味をもち、「どうやるのか」や「どう面白いのか」を実際に体験し、伝えてくれました。
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アニメコーナーでインタビュー
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習字に挑戦しての取材
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大蛇山まつりの本場、大牟田の大蛇山の方にインタビュー
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今年初めて開催されたホノルル・フェスティバルの盆ダンスに参加。
パレード全ライブ配信
ホノルル・フェスティバル最終日の午後、 ワイキキのカラカウア大通りで行われるグランドパレードの会場からライブストリーミングが行われました。ストリーミングステーションが置かれたのは、招待客の皆さんの席と同じウェスティン・モアナサーフライダーの前という最高の場所です。
パレードは、まだ明るい時間から暗くなるまでの約3時間半行われ、その最初から最後までを配信しました。生徒の皆さんは、2日間のライブストリーミングの実践から、映像が単調にならないように、カメラをズームをしてみたり、カメラを切り換えてみたり、パレードの合間にインタビューを入れてみたりと、長時間のグランドパレードを楽しんでもらえるように工夫しました。
一人ひとりがその場その場で考え実践していく柔軟さと、全体で成し遂げていくチームワークが必要となるプロジェクトでしたが、みんなが力を合わせて成功させました。
今年で2回目となったカピオラニ・コミュニティー・カレッジとのコラボレーションプロジェクト。ホノルル・フェスティバルでは、これからも地元コミュニティーや学校が参加できるような機会を増やし、地元の人達と世界の人々との文化交流ができる場を提供していきたいと思っています。
第17回ホノルル・フェスティバルのライブストリーミング映像