第18回ホノルル・フェスティバルの最終日となった2012年3月4日(日)、グランドパレードが終わった後のワイキキの空に新潟県長岡市の長岡花火が打ち上げられました。 「花火」は直訳すると「フラワー(花) ファイヤー(火)」。空に花火を打ち上げることは、「花を捧げる」という意味があり、今回の花火の打ち上げは、第二次世界対戦の真珠湾攻撃で犠牲になった方と終戦直前の長岡市の空襲で犠牲になった方の人達への鎮魂の意味が込めらえれています。 また、2012年3月2日(ハワイ時間)にホノルル市と長岡市が姉妹都市提携を結んだこともあり、これからの友好の証にもなるものです。 長岡花火は、毎年、曜日に関わらず8月1日から3日の3日間、新潟県長岡市で開催される「長岡まつり」の2日と3日に開催される長岡花火大会で見ることができます。 今回のホノルルでの長岡花火の打ち上げは、15分間、約1400発の花火でしたが、新潟の長岡まつりでの長岡花火の打ち上げは、2時間に渡り、約20,000発の花火が打ち上げられます。
[ 花火プログラム ]
1. 平和への祈り(単発花火)
真珠湾攻撃の犠牲者のため、長岡空襲の犠牲者のため、そして、 日米友好と世界の恒久平和を願って、三発の白菊を夜空に献花します。
2. ビギニング・オブ・ザ・ワールド(スターマイン)
俳優でもあり、歌手の加山雄三氏の長男、池端信宏さんが作曲した 「ビギニング・オブ・ザ・ワールド」に合わせ、オープニングにふさわしく、銀をベースにく華やかでワイルドに打ち上げます。
3. さくらさくら (スターマイン)
日本古謡の「さくらさくら」をアレンジした曲にのせて、春の花々をイメージした花火を打ち上げます。 アメリカで平和のシンボルとされている桜色から始まり、白から鮮やかな三色へと変化し、最後は三色の牡丹が夜空に咲き乱れます。
4. ブルーハワイ (単発花火連続打ち)
エルビス・プレスリー主演の映画「ブルーハワイ」の主題歌に合わせ、日本の伝統的な花火を打ち上げます。 ブルーをメインに、ゆったりとした間隔で、三箇所から同時に打ち上げます。
5. 復興祈願花火 ミニ・フェニックス(スターマイン)
ハワイでもよく知られている、長岡が舞台となったNHKの大河ドラマ 「天地人」のテーマ曲に合わせて豪華絢爛に打ち上げます。天地人とフェニックスを融合させた、長岡では見ることのできないホノルルだけの特別バージョンです。
[ その他の長岡花火の写真 ]