2012年3月2日(金)、ハワイコンベンションセンターにおいて、地元の学校を対象にしたエデュケーショナル・スクールツアーが開催されました。今年は、17校800名を超える子供達がエデュケーショナル・スクールツアーに訪れました。

今年初めて参加したした本願寺ミッションスクールの村木先生は、「この場所に来るだけで、子供たちが幾つもの日本の文化に触れる機会がもてると思ったので、今回参加しました。」とおっしゃっていました。
本願寺ミッションスクールの村木先生だけでなく、エデュケーショナル・スクールツアーを訪れた先生達はみな、様々な文化、特に日本文化に生徒が触れることができ、クラスでは教えられないことを学べる場所だと言っておられました。

スクールツアーの始まりです。まずはホノルル・フェスティバルについてのお話です。

スクールツアーの始まりです。まずはホノルル・フェスティバルについてのお話です。

本場福岡の大蛇山まつりから日本のお祭りの意味についても学びます。

本場福岡の大蛇山まつりから日本のお祭りの意味についても学びます。

会場では、日本でも有名なお祭りでもある弘前ねぷたや大蛇山の大きな山車を間近で見ながら説明を受けたり、日本の伝統的な子供の遊びから今やアートの域にも達した折り紙を体験、また、大小様々な大きさの和太鼓を叩いて、その音の違いや太鼓から感じる振動や響きを体感したり、高知県伝統の踊りよさこい踊りを踊ってみたりと、聞いて、見て、実際に身体を動かし、感じるという体験をしてもらいました。

また、日本の文化だけでなく、アラスカやオーストラリアの原住民の文化や踊り、芸能に触れる機会もありました。彼らが話す英語は、同じ英語でもハワイの英語と違った発音があることに新鮮さを感じた生徒達もいたようでした。

弘前ねぷたの山車を目の前に説明を受ける子供達。

弘前ねぷたの山車を目の前に説明を受ける子供達。

鳴子を鳴らしながら踊る高知県のよさこい踊り。

鳴子を鳴らしながら踊る高知県のよさこい踊り。

大きな和太鼓から打ち出される低く鳴り響く音と振動を体感。叩いてみて初めて感じたその音の迫力。

大きな和太鼓から打ち出される低く鳴り響く音と振動を体感。叩いてみて初めて感じたその音の迫力。

アラスカ先住民の伝統文化を継承するアラスカ ネイティブ ヘリテージセンターの皆さんと一緒に。

アラスカ先住民の伝統文化を継承するアラスカ ネイティブ ヘリテージセンターの皆さんと一緒に。

エデュケーショナル・スクールツアーで地元の学校の子供達に接したホノルル・フェスティバルの参加グループの皆さんも、自分たちの文化や伝統を子供達に伝えたい、次の世代に伝えたいという強い気持ちが伝わってきました。そして、その気持ちをしっかりと受け取っているかのように、子供達の目は、真剣に、そして、好奇心に満ち溢れていました。

エデュケーショナル・スクールツアーを通してハワイの子供達はいくつもの文化に触れ、世界には異なる文化を持った人達がいること、そしてそれぞれが文化を誇りに思い、後世に伝えるべく大切に守り続けていることを知ったことでしょう。
ホノルル・フェスティバルは、子供達が異なる文化をもった人々に出会い、文化も含めてお互いを尊重し、認め、受け入れていくことが、世界の平和へとつながると信じて、これからもこのエデュケーショナル・スクールツアーを続けていきます。