2010年から始まり今回で4回目となるカピオラニ コミュニティー カレッジ (KCC)とのコラボレーション プロジェクト 『Share Your Voice (シェア・ユア・ボイス)プロジェクト』が、第19回ホノルル・フェスティバルにて実施されました。
今年の『Share Your Voice プロジェクト』 には、カピオラニ コミュニティー カレッジの日本語クラスの皆さんに加えて、長崎県の国立長崎大学と青森県の理美容専門学校 木浪(きなみ)学園の生徒の皆さんが研修旅行の一環として参加し、3つの学校を合わせて、参加人数は、昨年の倍の70名近くとなりました。
『Share Your Voice (シェア・ユア・ボイス)プロジェクト』 は、もともと、ホノルル・フェスティバルを地元ハワイの人たちが誇りに思ってくれるようなイベントにしていくために、もっと地元の人たち、特に若い世代の人たちに知ってもらいたいと始めたことの一つでした。 また、これから世界で活躍するだろう若い世代の人たちが文化交流の体験をすることで、様々な人や文化があることを実感することは、「教育」という観点からもとても重要で、その機会になればと始めたことでした。
今回、地元の学校だけでなく日本からの学校が参加し、ハワイと日本という異なる文化圏で教育を受けている学生たちが共に力を合わせて活動する場になったことは、とても有意義だったように思います。
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リーダーを中心に生徒の皆さんが協力して取り組みました。
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ハワイコンベンションセンター会場に設けられた 「Share Your Voice (シェア・ユア・ボイス)プロジェクト」ブース。
今回、学生たちに託した使命は「世界中の人たちにホノルル・フェスティバルの良さを伝える」ということ。『Share Your Voice プロジェクト』の一員としてその使命を果たすべく、会場の様子や出演者、来場者へのインタビューなどをビデオで撮影したり、メインステージで行われているパフォーマンスやフェスティバル最終日のワイキキでのグランドパレードをライブストリーミングしました。また、今年は、facebook などソーシャルメディアからの配信に力を入れ、学生たちが会場からライブな情報を発信し、学生たちが見て感じたホノルル・フェスティバルを紹介しました。
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ホノルル・フェスティバルに参加のパフォーマーの方にインタビュー。ホノルル・フェスティバルの良さを教えてもらえましたか?
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突然のインタビューにも皆さん快く答えてくださいました。きっと学生たちの一生懸命さが伝わったのでしょう。
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長崎大学の学生とKCCの学生が一緒に力を合わせます。
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会場のブースもまわって体験レポート。
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ワイキキからグランドパレードをライブストリーミグ配信。
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パレードの様子をカメラで追います。
毎年、このプロジェクト終了後に学生の皆さんが言うことは、「様々な国の人たちや文化に触れたことで、『文化』 というものを意識するようになり、自分の国の文化について改めて考えるきっかけとなった」ということです。今回、木浪学園の皆さんは日本から浴衣を持ってきて、浴衣姿で参加し、和服の可憐な美しさをホノルル・フェスティバルに来た人たちに見せてくれました。会場に来ていた人たちの目をひき、一緒に写真を撮って欲しいと言われていましたが、その体験から自分達の文化の一つである「和服」というもの、そしてその価値を再認識したのではないでしょうか。
「文化」はそれぞれの民族が長い年月をかけて築き上げてきたもので、世界に出たときにアイデンティティにもなるものです。多くの若い世代の人たちが自分たちの文化を認識し、誇りに思うと同時に、異なる文化を理解し、受け入れ、尊重し合えたとき、世界はひとつになっていくのだと思います。
ホノルル・フェスティバルは、これからも若い世代の人たちをはじめ、多くの人たちが世界の人々と文化交流ができるような機会を提供していきたいと思っています。
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インタビューをきっかけに、様々な国のいろいろな人と会って話をしましたね。
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ホノルル・フェスティバルの来場者の皆さんに和服を紹介する良い機会になりました。
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プロジェクトのメンバーでもある木浪学園の皆さんにも故郷青森についてインタビュー。
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日本語から英語への通訳はもちろんKCCの生徒たち。
第19回ホノルル・フェスティバルのライブストリーミング映像