2013年3月2日(土)と3日(日)、ハワイコンベンションセンターで、様々な展示やクラフトフェア、メイド・イン・ハワイ製品の販売、縁日、コスプレカフェ、盆ダンス(盆踊り)、映画上映などの催しが開催され、今年も午前10時の開場とともに多くの人が訪れました。
会場の半分以上を占める展示やクラフトなど各種ブースエリアには、地元ハワイをはじめ、台湾、日本からそれぞれ工夫を凝らした個性のあるブースが並び、あれもこれもと迷ってしまうほどでした。
その中の一つ、 新潟県長岡市のブースでは長岡花火や地元の日本酒を紹介。試飲していたカナダから来たというご夫婦は初めて日本酒を口にしたとのことでした。長岡花火の実物大の模型は通る人の目をひき、花火の中に隙間なくきっちりきれいに並んだ火薬の玉を興味深げに見る人の姿がありました。あのカラフルな色の全くない玉からあの色鮮やかな美しい花火が打ち出されることは思いも寄らなかったことでしょう。
その長岡花火は、ホノルル・フェスティバルの最終日にワイキキで打ち上げられ、多くの人に感動を与えてくれました。
毎年、人気があるのがハワイで作られている製品の販売ブースです。オーガニックや化学調味料を使用していないなどのこだわりの製品やハンドメイド、オリジナルの製品も多く、物によってはどこででも手に入るものではないものもあります。試飲・試食でお気に入りの味に出会うこともしばしばです。
今年のホノルル・フェスティバルの盆ダンス(盆踊り)での一番の話題といえば、ホノルル・フェスティバルのやぐらの初披露です。今や恒例となったホノルル・フェスティバルの盆ダンスの顔にふさわしい立派なやぐらが縁日会場の真ん中に堂々と建てられました。「ホノルル・フェスティバル やぐらセレモニー」でテープカットが行われた後、多くの人がやぐらを囲み、鳴り響く太鼓の音に合わせて盆踊りが始まったのでした。
そのやぐらを囲うようにして並んでいたのが縁日です。日本の縁日には欠かせない金魚すくいやヨーヨー釣りの他に、射的、輪投げなど10種類のゲームが所狭しと用意され、多くの子供たちで賑わいました。最近では日本の子供たちでもやることが少なくなったけん玉やコマですが、それらが体験できるコーナーもあり、見よう見真似で何度も挑戦する子供たちの姿がありました。
ホノルル・フェスティバルの良いところは、様々な国の人との出会いがあることです。ブースを出している人とそこに来た人が知らない者同士であっても、時に言葉が通じないことがあっても、不思議と笑顔が生まれ、楽しいやり取りが生まれます。大人も子供も、どんな国の人も楽しめるのがホノルル・フェスティバルなのです。