ホノルル フェスティバル最終日の3月8日(日)、ワイキキの目抜きとなるカラカウア通りで、グランド・パレードが行われました。
ホノルル フェスティバル参加団体の最後の晴れ舞台です。
その雄姿、そしてパフォーマンスを観ようとカラカウア通りの沿道には、世界各国から多くの観客が集まりました。
グランド・パレードは、ワイキキのサラトガロードからスタートしホノルル動物園辺りまで約1.3キロの距離を練り歩きます。
パレードに先立ち、カラカウア通り上4か所に設置されたMCスタンド前ではオープニングパフォーマンスが行われました。
モアナ・サーフライダー・ウェスティン&リゾート前のメインスタンドでは、ホノルル市と姉妹都市になった柏崎市の皆さんによる感動的なコーラス&フラが披露され、目の前のVIPや観客を魅了。
他のMCスタンドでも、アメリカ国歌斉唱、ダンス、三味線など、同時に行われ、見物客を大いに楽しませました。
時刻は、16:30。
軍旗衛兵を皮切りに、ついにグランド・パレードがスタートしました。
そして、ホノルル フェスティバルのバナーを掲げたボランティアの皆さんが続きました。
マーチングバンドやダンス、チャンバラなど次々と繰り広げられるパフォーマンスに、沿道からは大きな声援と激しくシャッター音が響き渡りました。
オリオリウォーカーも普段は行わない連続カーブの運転を繰り広げ、会場を沸かせていました。
聞き慣れた日本の大ヒットソングと共に、今回最も大人数の231人でのパレード参加となる園田学園高等学校の生徒さん達の若さいっぱいのダンスでカラカウア通りは超ハイテンション。
人々に一体感が生まれていました。
続々と続くパフォーマー達は、素敵な笑顔で、力強く、そして優雅に自らの演技を演じ会場を盛り上げ、また、観客はそれを温かく見守っていました。
大きな竜が現れました、さいたま竜神まつり会です。
ワイキキ上空にふわりと浮きあがったその竜神は、時に眼を赤く光らせ、時に沿道の観客に
飛込み、会場に驚きと興奮を届けました。
パレードも終盤に差し掛かり、辺りも夕闇に包まれてきました。
日本伝統の郡上おどりや阿波おどり、そして、風変わりでハワイらしいパイナップル御輿が現れ、大きな掛け声と共に力強いパフォーマンスを繰り広げました。
弘前”ねぷた”がやってきました。
ハワイの地で観る日本の有名まつりは、やはり一味も二味も違います。
夕暮れの中で浮き上がるその柔らかい明かりがなんとも言えずワイキキの雰囲気とマッチしていました。
サプライズパフォーマンスで、秋田市竿燈会が提灯に火を灯し登場。
何十キロもある巨大な竿を腕一本、もしくは額のみで支える驚きのパフォーマンスです。
これには観客も大喜びでした。
約3時間に及ぶグランド・パレードも遂に最後、大トリの大蛇山がやってきました。
200人もの大人数に引かれ、火花を散らし迫力の登場です。
日本の重枝総領事とホノルル州知事であるデービッド・イゲ氏がモアナサーフライダーの前で大蛇山に乗り込むといった嬉しいハプニングもありボルテージは最高潮。多くの歓声と大拍手と共に、最高のクライマックスを迎えました。
パフォーマー達の達成感、観る者達の満足感が合わさり、今年も多くの感動が生まれたことでしょう。
皆の表情が、また来年を楽しみしていることを物語っていました。