ホノルル フェスティバル最終日の3月13日(日)夕方、ワイキキのメインストリート・カラカウア通りでは、グランド・パレードが行われました。

ワイキキ西側のサラトガロードからスタートし、東に位置するホノルル動物園まで約1.3キロの距離を、パフォーマンスをしながら通り抜けます。

フェスティバル期間中、各ステージや会場内ブースで表現してきたホノルル フェスティバル現参加団体の最後の見せ場です。もちろんカラカウア通りの沿道には、多くの観客が集まりました。

16時、カラカウア通り上4か所に設置されたMCスタンド前(A:スタート地点、B:ワイキキ・ショッピング・プラザ前、C:モアナ・サーフライダー・ウェスティンリゾート前、D:パシフィック・ビーチホテル前)ではオープニングパフォーマンスが行われました。

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スタートとなるA地点では、広島の平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子の人生を題材としたミュージカル”Peace On Your Wings” -ピース・オン・ユア・ウィングス-を演じた、「オハナ・アーツ」の子供達がアメリカ国歌を斉唱。

微笑ましい姿に、辺りからは温かい視線が贈られていました。

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その他、フラ、ダンス、ジャグリングなど、各地点でパフォーマンスが一斉に行われ、パレードを心待ちにする観客を早くも盛り上げました。
沿道からは、多くのシャッター音が響き渡ります。

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今年は、JALフライトアテンダントの皆さんの素敵な笑顔でパレードがスタート!

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軍旗衛兵、マーチングバンド、茅ヶ崎市の相州神輿などが続きます。

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先程国家斉唱を行ったオハナ・アーツは、OLIOLI Walkerに乗ってパレードを進行。
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そして、翌日の3/14(月)のホノルル フェスティバルアフターイベント「琉球の風in Hawaii」
に出演予定の歌手、夏川りみさんが登場!
満面の笑顔で沿道のファンの声援に応えていました。

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その後、様々なミスコンテストで見事ミスに選ばれた女性たちが、オープンカーに腰かけながら沿道に手を振り、華やかに進んで行きました。
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民族衣装に身を包んだフラをはじめ、バトン、ハンドベル、神輿に和太鼓、多種盛りだくさんの演目に、観客は飽きることがありません。温かい声援に、パフォーマー達も力が入ります。お互いが楽しもう、楽しませようという気持ちの一体感が、パレードをより想い出深い熱いモノにしているようでした。

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ミンナ・一輪車クラブは、ローカルの女の子たちのよるもの。
時に大人と手をつなぎながらクルクルと回る可愛らしい動きがとても印象的でした。

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民族衣装が一際目を引くBIBAK ハワイ。
コルディエラのイロゴット族の文化遺産の保存、振興活動を行っています。

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中世のユニフォームを着て、ファエンザの旗(5つのグループの色、白・黄色・黒・赤・緑)を振り演技をする、ザ・フラグ・ウエーバズ・フロム・ファエンザです。

ファエンザの旗持ちとミュージシャンはイタリアで最も優秀で、古代の旗ゲームのイタリアチャンピオン30以上のタイトルを獲得しています。

空高く放り投げられた旗を見事キャッチするたびに、大きな拍手が沸き起こっていました。

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スピーディーな動きとダイナミックかつアクロバティックなダブルダッチで観客を魅了する立命館大学 dig up treasure。

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ベストボディー・インターナショナル in ホノルルは、鍛え抜かれた肉体美を見せつけました。

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日本古来の伝統を活かしたパフォーマンスが続きました。
日本の伝統的な履物である「下駄」を履いてタップダンスを踊るのは、早稲田大学パフォーマンスサークル”下駄っぱーず”。溢れる情熱と輝く笑顔がきっと周りの観る者にも伝播したはず。

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ワイキキの上空高く舞い上がる、大迫力の昇天竜が登場!
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全長50Mもの巨大な竜は、さいたま竜神まつり会から。
勢いよく沿道左右の観客へ襲い掛かる竜神のパフォーマンスに、皆ヒートアップ!興奮と大歓声に包まれました。

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日も暮れかかり、パレードも大詰め。

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オープニングパフォーマンスで既に出演していた秋田市竿燈会が、暗闇に提灯を照らし、サプライズで再登場!

美しくそして柔らかく光を放つ巨大な竿燈を、額・肩・腰と難しい場所で見事バランスを取り、その卓越した技術を披露しました。

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約4時間に及ぶ今回のグランドパレードを、トリで締めくくるのは、”弘前ねぷた”、そして、オオトリは、”ホノルル大蛇山”です。

陽の加減によって、印象が全く変わるのもこれらの大きな魅力。

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モアナ・サーフライダーを背景に、暗がりにぼんやりと映し出される”ねぷた”は何とも言えない味があります。ハワイとの日本の美の融合を感じさせてくれました。
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闇夜に火を吹きながら進む”ホノルル大蛇山”の迫力たるや凄いモノ!

VIP席の目の前で最高のパフォーマンスを見せ、かつ、観客のボルテージを最高潮に引き上げたホノルル大蛇山は、力強くモアナ・サーフライダーの前を過ぎ去って行きました。

「祭りの後」という言葉がまさにふさわしい。
グランドパレードの終焉に少しもの悲しさを感じつつ、しかし、力を出し切ったパフォーマー、そして、存分に演技を堪能した観客のお互いの顔には、共に達成感の色が見て取れました。

来年は、どんな新しいパフォーマンスが飛び出すでしょうか。
今からもう次回が楽しみですね。

ホノルル フェスティバルのパレードがホノルル市より「レガシー」の称号を受けました

去る2015年10月22日、ホノルル フェスティバルのパレードがホノルル市より「レガシー」の称号を受けました。今までパレードはホノルル市の実施承認を毎年必要とされていましたが、今後は永続的に実施が保証されます。

2006年、一定の実績を持つパレードにのみ称号が与えられ、当フェスティバルは選外、加えて将来的な追加認定の条件設定はなされないまま、以降条例変更という難儀もあり、要請は叶わず本年に至りました。
その間に、当財団は市と姉妹都市関係にある長岡市との仲介役を務め、2015年8月の真珠湾イベント大成功の一翼を担い、また市長や副市長の日本訪問随行など、市と良好な関係を築いてきました。

2015年3月市長へ直接申請、ハワイ州官房長の助言のもと市議会議長への陳情、実務統括副市長への要請などにより状況が緩和され、条例改正に向け8月に議案が設定されました。
3段階の市議会プロセスを満点で通過、積年の大願が成就いたしました。

ホノルル フェスティバルの主旨へ深くご賛同、ご協力頂いたホノルル市へ感謝致します。