3月12日(土)、13日(日)の2日間に渡り、各所で様々なステージ・パフォーマンスが繰り広げられました。
会場となったのは全4ヵ所。
・ハワイコンベンションセンター:お祭り広場ステージ
・ハワイコンベンションセンター:ふれあいステージ
・アラモアナセンター:センターステージ
・ワイキキ・ビーチ・ウォーク:特設ステージ
どの会場でも、日本、ハワイ、オーストラリア、台湾、イタリアなど、世界各地から仲間と共に励んできた練習の成果、そして由緒ある伝統芸能が惜しみなく披露され、多くの観客を沸かせました。
日本が誇る打楽器和太鼓。第15回ホノルル フェスティバル出演を機に結成された和太鼓グループ“和太鼓 豆桜”が、今年も様々なスタイルの打法を取り入れた創作和太鼓を披露しました。
威勢の良い掛け声と共に、「ドンっ!ドンっ!」と会場中に響き渡る大迫力の太鼓パフォーマンス。
その軽快なリズムとダイナミックな動きで観るものを夢中にさせていました。
ハワイだって負けてはいません。ウクレレの天才児達、4U(フォー・ユー)が登場!
15歳~18歳のメンバーで、ホノルルでの様々なコンテストでそれぞれがウクレレチャンピオンに輝いた4人組です。
その卓越したテクニックと生み出される音色は、まさに圧巻!
この若さにして、あのジェイク・シマブクロ並みの音を聞かせてくれます。
ライアン・ナカガワ、ギブン・ヤギ、タイガ・ベニート、チャンス・ヤギと、この先大注目の4人組です。
さらに、イタリアからは、今回初登場、
ザ・フラグ・ウエーバズ・フロム・ファエンザです。
中世のユニフォームを着て、ファエンザの旗(5つのグループの色、白・黄色・黒・赤・緑)を振り演技しました。
ファエンザの旗持ちとミュージシャンはイタリアで最も優秀で、古代の旗ゲームのイタリアチャンピオンとして30以上のタイトルを獲得しています。
手足を自在に操り空気を切る旗の音と、時折、宙高く放り投げられ、見事キャッチするそのパフォーマンスに観客は大喜びでした。
なにも音楽や踊りだけがパフォーマンスではありません。
今回大注目を集めていたのが、こちらの”ベストボディ・インターナショナル in ホノルル”です。
“日本中・世界中が笑顔で満ち溢れ、そして心身共に健康的な生活を過ごすこと”。
この思いからコンテストが創立されました。
平和であるためには、健康でもある必要があります。
自らが創り上げた肉体美を力強くアピールしてくれました。
会場では地元ハワイからの参加者に熱いエールが贈られるシーンも。
その他、愛知県のD.D.M COMPANYや東京ビジュアルアーツのメンバーが、スピーディーかつダイナミックなジャズ・ストリートダンスなどの多様なダンスで、会場をヒートアップさせれば、
負けじと今度は、世界の民族舞踊が、独特の雰囲気で包み込みます。
”JARAN アボリジナル アンド トレス ストレイト アイランダー ダンスカンパニー“のダンスは、オーストラリア先住民のカルチャーを護り伝えるダンスです。
ダンスでは、誕生や死など、人生の様々な局面を表わしていました。
また、日本古来からの伝統芸能である、あわ工芸座の人形浄瑠璃を不思議な面持ちで静かに眺め、はたまた、景気の良い南京玉すだれや琉球太鼓には、リズムに合わせて体が動いてしまっている観客の姿がとても微笑ましく印象的でした。
パフォーマンスを行う側と観る側、また国を違える者同士に、共感が生まれた瞬間です。平和への一歩ではないでしょうか。
会場には、美しい歌声も響きました。
しっとりとした色気のある大人の美声から、元気で可愛らしい無邪気な声など、それぞれの持ち味を如何なく発揮。
アラモアナセンターやビーチ・ウォークの会場でも、多くの通りすがる人々が足を止めてパフォーマーの演技に注目。
桜魁(さくらん)は和太鼓や三味線など和楽器のリズムに合わせ、日本舞踊や礼神伝(竜とのダンス)など、様々なジャンルのダンスを展開。トレードマークの桜の花びらが舞い踊りました。
こちらは、たからづかスポーツバトンクラブ。パフォーマンス後の満足そうな笑顔が、観る者の心を優しくしてくれます。
彼女達だけでなく、ホノルル フェスティバル参加団体の全てが、大変な努力の末、本番に臨んだことでしょう。
観るものへ感動を届けるための努力の過程にも、仲間間の交流が生まれ信頼を生み、その後、その交流はホノルル フェスティバルを通じ、異文化交流へと発展します。
そこにも、喜びと共感、信頼が生まれれば、またひとつ世界の平和に近づいていくことでしょう。
ホノルル フェスティバルは、そのような場をこれからも皆さんに提供し続け、平和へ続く道となることを願っています。