第23回ホノルル フェスティバル初日の2017年3月10日(金)「エデュケーショナル・スクール・ツアー」がハワイ・コンベンション・センターで行われました。
ホノルル フェスティバル財団は「お祭り」としてのフェスティバル開催だけでなく、「交流文化」、「教育」、「環境」の3つのテーマを軸に活動を行っています。その「教育」のテーマから、エジュケーショナル・スクール・ツアーを実施し、ハワイの小学校から高校までの学生を招待して多様な文化を学習できる場を提供しています。
朝8:30。オアフ島内の各地域からスクールバスやチャーターバスに乗った学生達がハワイ・コンベンション・センターに続々と集まってきます。
今年は、14スクール、計1,000名を超える学生が参加し、世界各国から集まった11のパフォーマンス団体から異文化を学び、体験し、交流を深めました。
会場入り口には、今年もホノルル フェスティバル・アートコンテスト作品が並び、学生達を迎え入れていました。昨年6月を皮切りに小学校から一般まで幅広く行われたコンテストは、サブテーマ「文化交流、平和への道」を盛り込んだアート30作品が集まり、この日晴れて展示されました。
会場に到着した学生は少数のグループに分かれ、ボランティアの方々から成るガイドのアテンドのもと各ブースを順々に回っていく事ができるようになっています。ボランティアガイドの方々のご協力があることも、イベント推進の重要な原動力となっています。
-音楽とダンス-
言葉は違えど、音楽と踊りから得られる楽しさは万国共通。それぞれ異なる文化から多くの刺激を受けたようでした。
-展示-
ホノルル フェスティバルのグランド・パレードでは欠かせない存在となっているホノルル大蛇山の展示ブースでは、間近で大蛇山の頭部を見れる絶好のチャンス。大蛇山とホノルル フェスティバルの長年のリレーションシップによりこれらの展示が毎年可能になっています。
また、今年23回開催となる歴史あるホノルル フェスティバルの記録を展示したパネルを設置。ホノルル フェスティバル財団の理事らが自らストーリーテラーとなって、深みのある歴史を語ってくれます。
-ふれあい-
実際に見て、触れて交流する、その醍醐味を学生達は存分に楽しめたのではないでしょうか。いろいろなシーンを一挙に写真でご紹介しましょう。
好奇心が勝り、異国の人々に物怖じしない笑顔いっぱいの学生たちの姿が印象的でした。
-学生同士の交流-
昨年のエデュケーショナル・スクール・ツアーで大好評を喫した桜丘中学・高等学校が、今年も大活躍。
気合の入った掛け声とスピーディーで力強さを感じる少林寺拳法。迫力のパフォーマンスに、大歓声と拍手が巻き起こっていました。
人気を博していたのが、「だるまさんがころんだ」と「殺陣」。やはり体を使って行う遊びは、ローカルの学生も大好きのようですね。たくさんの笑顔がこぼれます。
その他、「けん玉」「コマ回し」「劇」「折り紙」「紙芝居」「おはじき」「日本クイズ」「紙風船」「習字」などなど。慣れない英語を使いながら、様々な日本伝統文化を一生懸命紹介しました。
ホノルル フェスティバルは、このエジュケーショナル・スクールツアーを通じて生み出される「異文化コミュニケーションが繋ぐ新たな出会い」、「発想の広がり」に期待しています。子供達がこれから創る未来の平和な世界に貢献すべく、ホノルル フェスティバルは、これからも一層、教育プログラムに力を注いで参ります。