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杉原千畝の生涯
時は1939年、世界の緊張が高まり第二次世界大戦が始まろうとする頃、ヨーロッパ中でナチス勢力の拡大とともに反ユダヤ主義が広がり、ユダヤ人たちは迫害されました。また、ナチス占領地域における数百万人ものユダヤ人が追放され、希望も無いまま亡命せざるを得ない状況でした。
その当時、杉原千畝はリトアニアにある日本領事館に領事代理として起任していました。政治的混乱や世界紛争が起きている中、ユダヤ人を救う彼の行動は日本政府の命令に背く結果となりました。
映画「杉原千畝 スギハラチウネ」は、ナチス・ドイツ政権下で迫害を受けていた何千人ものユダヤ人の命を救い、「日本のシンドラー」とも言われる杉原千畝の感動の生涯を描いた作品です。
ホノルルフェステバルでは、杉原千畝の生涯や彼の歴史的な活躍を陰で支えたJTBグループの前身ジャパン・ツーリスト・ビューローが果たした役割などについてご紹介します。我々はこれらの貴重な歴史を伝えることで、世界平和へ向けたひとつの手助けとなっていくことを願います。
北出明氏の著書とプロフィール
北出明氏
『命のビザ、遥かなる旅路』(交通新聞社)
第二次世界大戦下、ナチスドイツの迫害を逃れ、杉原千畝発給の「命のビザ」で福井県敦賀港にたどり着いた約6000人のユダヤ難民。日本で彼らに救いの手を差しのべたのは敦賀や神戸の人々、そしてJTBや日本郵船の職員たち。北出氏はこれらの知られざる人々の消息を追って2010年にアメリカにて取材。その結果を標題の日本語版として出版(2012年6月)。
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1944年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。1966年慶應義塾大学文学部仏文学科卒、国際観光振興機構(JNTO)に就職。2004年JNTO退職。その間、海外はジュネーブ、ダラス、ソウルに駐在。現在はフリーランス・ライター。著書に『風雪の歌人』(講談社出版サービスセンター)、『釜山港物語』(社会評論社)、『命のビザ、遥かなる旅路』(交通新聞社)、『Visas of Life and the Epic Journey』(朝文社)など。
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北出明氏による講演会
日時:2017年3月11日(土)、3月12日(日)午後12時から午後1時予定
会場:ハワイ・コンベンション・センター#310
映画「杉原千畝 スギハラチウネ」上映会
日時:2017年3月11日(土)、3月12日(日)午後1時から午後3時30分予定
ハワイ・コンベンション・センター#310