たくさんのご応募とサポートを感謝いたします！

ホノルル フェスティバルは、2017年8月、アートコンテストを開催しました。
このアートコンテストは、学生を含むハワイ在住の方へ門戸を広げ、参加を呼びかけました。
作品はホノルルフェスティバルのメインテーマの「Pacific Harmony」と、第24回のサブテーマ「Harmony over the Ocean, Journey to Peace」の2つを盛り込むことを条件としました。

81作品が応募された後、Facebookでの一般投票、ホノルルフェスティバル財団メンバーでの投票による2つの審査過程を経て、各受賞作品が決定しました。

入選された5人の方々を発表いたします。

受賞カテゴリー

1. ホノルル フェスティバル公式アーティスト2018 : Akemi Santiago
2. 特別審査員賞 : Jennifer Takahashi
3. 高校の部 : Blythe Yoshikane
4. 中学校の部 : Erika A Penullar
5. 小学校の部 : Bella Darby

ホノルル フェスティバル公式アーティストに選ばれたAkemi Santiagoさんの作品は、ポスターやフライヤー、公式ガイドブックのメインビジュアルとして採用されました。

ホノルル フェスティバル開催期間中、全作品はハワイコンベンションセンターに展示されます。
ぜひ、素晴らしい作品を見にお越しください。皆様のご応募とサポートに感謝いたします。

ホノルル フェスティバル公式アーティスト2018

Akemi Santiago

オアフ島カネオヘ出身、ハワイ・バプティスト・アカデミーの12年生。絵を描くこと、旅行、ファッション、勉強、そして自身の多様なルーツを探ることに熱中している。大学レベルの授業で多忙な毎日を送る一方、友達と遊んだり、美味しいものや音楽を楽しむことが好き。大学では芸術ではなく看護を専攻する予定だが、今後も日常的に想像力を働かせ、趣味として絵を描き続けたいと思っている。そして学校や仕事で学んだことを芸術のインスピレーションにし、自身のバックグラウンドやハワイの伝統・文化についても意欲的に学び続けるつもりである。

作品について:

この作品で描かれている人々は、太平洋地域の様々な文化を象徴しています。一人一人が海や大地の一部となっていることで、太平洋をつなぐハーモニーを表現しました。フラダンサーが海、日本人女性の傘が太陽、そして横に並ぶ二人の女性が海に囲まれた大地といったように、それぞれの文化が等しく太平洋地域を作り上げています。ホノルル フェスティバルの開催地であるハワイのフラダンサーが花を掲げ、他の文化へ差し出すようすは「平和への旅」の象徴です。

ホノルル フェスティバル財団理事長 治福司からの公式アーティスト受賞作品へのコメント:

サブテーマである「Harmony over the ocean, Journey to Peace」、そしてハワイと日本、パンパシフィックの人びとが綺麗な色使いで描かれています。太平洋の中心のハワイで、国際色豊かな文化が触れ合い、平和な世界を見つめる瞳が印象的な作品です。

特別審査員賞

Jennifer Takahashi

ハワイ出身。今年卒業したばかりのハワイ大学マノア校ではコミュニケーションと日本語を中心に学ぶ。母親が日本出身であることから常に日本に深く興味を持っており、近い内に必ず訪れたいと思っている。他にも演劇、歌、絵画など芸術にも広く関心を寄せている。現在は日系の旅行代理店に勤務し、常に日本とのつながりを感じられる仕事を楽しむと同時に、社会人になってからも芸術に関わり続けている。趣味は教会へ行くこと、読書、旅行、そして美味しいものを食べること。

作品について:

この作品において表現したかったのは、アロハの心、そして環太平洋地域の国々はそれぞれ独特でありながらも繋がっているというメッセージです。ハワイの伝統的な花冠「ハクレイ」を着けた、平和と清浄のシンボルである鳩を中央に描きました。この鳩が友愛の精神であるアロハ・スピリットを太平洋一帯に広めています。環太平洋地域の国々の美しい国旗を並べて一つの波の形に描き、太平洋がこれらの国々の架け橋となっているようすを表現しました。カラフルな国旗とハイビスカス、そして日本の桜は一つ一つの国のユニークさ、美しさを表しています。
そんな多様な国々が光り輝く太陽のもと、ホノルル フェスティバルで一つになります。未来へと羽ばたいてゆく鳩が、平和への旅を続ける私たちを象徴しています。

ホノルル フェスティバル財団理事長 治福司からの公式アーティスト受賞作品へのコメント:

平和の象徴である鳩（はと）が、「ALOHA」のカードを海を越えてハワイまで運んで来てくれました。そこには、パンパシフィックの様々な国々の国旗が彩られ、世界が平和であることの大切さを美しい自然の花々で表されています。なんだか心が温かくなる絵ですね。

高校の部/中学校の部/小学校の部

高校の部: Blythe Yoshikane

作品について:

活気あふれるパレードで、パシフィック・リムの多様な文化が共に行進してゆく様子をこの作品でとらえました。たくさんの色や模様を使い、細部にこだわることで一人一人に個性を持たせようとしました。そのため皆少しずつ違って見えますが、全体としてはまとまった一つのグループに見えると思います。ハワイを形成する文化は実に多様ですが、それぞれが誇りとアロハ・スピリットをもってハワイをよりユニークな場所にしています。私の作品を見て、自分のバックグラウンドを誇りに思うと同時に、ハワイの人々の結束の強さ、多様さを感じ取ってもらえることを願っています。

中学校の部: Erika A Penullar

作品について:

私がこの作品で表現したかったのは、太平洋地域の国々の間のハーモニーそして平和です。地球を包むハートが、世界の調和が保たれているようすを表しています。擬人化された各国の背後の花は、それぞれの国に住まう活気に満ちあふれた人びとの象徴です。
これが私の解釈ですが、見る人が自分の想像力を使って私の作品に新たな意味を見出してくれるとより良いと思っています。芸術がそうであるように、この世界も一つの概念にとらわれるべきではないと思うのです。

小学校の部: Bella Darby

作品について:

私の作品のテーマは海と陸を越えたハーモニーです。折り鶴が平和を表し、
花火が新たに生まれた友情とハーモニーを祝福しています。国旗は太平洋地域のすばらしい場所や人々の象徴です。